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雇用保険の目的とは!?分かりやすく解説!

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雇用保険は従業員(労働者)の万が一の失業時に、生活の安定を目的として設けられた社会保険制度です。

一般的には旧制度名である『失業保険』として、多くの人に認知されています。


ではこの雇用保険とは、どのような目的を持って運営されているのでしょうか?

この記事では知っていそうで意外と知らない『雇用保険の目的』について特集します!



労働者の生活の安定と早期の再就職の促進を目的とする雇用保険


雇用保険は労働者が失業した場合にセーフティネットとして、生活の安定と早期の再就職を促進するために給付を行うことを目的としています。


何かの事情で仕事を失い『明日から収入なし』の状態では困ります。

また労働意欲があっても、仮に能力が就業基準を満たせない労働者がいた場合は就業に苦労するでしょう。

このような問題を解決することを目的に創設された社会保険制度が『雇用保険』です。


雇用保険の目的を達成するための3つの給付・事業


では、この目的を達成するために雇用保険はどのような具体的な取り組みを行っていくのでしょうか?


雇用保険の具体的な取り組みとしては大きく3つに分けられます。



【雇用保険の3つの取り組み】

  • ①失業等給付
  • 雇用保険二事業
  • ➢②雇用安定事業
    ➢③能力開発事業


雇用保険は労働者の生活の安定と早期の再就職を促進するために①失業等給付、②雇用安定事業、③能力開発事業、この3つの取り組みを行っていくということですね。

②雇用安定事業、③能力開発事業は同じ『事業』という表現になるため、雇用保険2事業と呼ばれます。


4つの給付で失業者の生活の安定を図る失業等給付


雇用保険の3つの具体的な取り組みのうち、最も一般的なのが『失業等給付』です。


失業等給付とは、労働者が失業した場合や雇用の継続が難しくなった場合に、生活をする上で必要なお金を支給すること。

また失業者の再就職に向けて必要な教育関連の費用を支給することで、雇用の安定を図ります。

この失業等給付ですが、その給付内容を大きく分けると4つに分類されます。



【失業等給付の4つの給付】

  • ①求職者給付
  • ②就職促進給付
  • ③教育訓練給付
  • ②雇用継続給付

この4つの給付については、ご紹介すると記事が長くなってしまうため別記事で紹介します。

ここでは大枠として、失業等給付には求職者給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付の4つの給付があると抑えていただければと思います。


労働者の支援や雇用の活性化を図る雇用保険2事業


次に雇用安定事業、能力開発事業の雇用保険2事業について取り上げます。


この雇用保険2事業については失業等給付とは毛並みが異なり、 失業自体の予防や雇用の機会を増大させること、労働者自身の能力開発や福祉の増進等を具体的な取り組みとしています。

失業等給付が労働者個人を主体に考えて行われる取り組みに対して、この雇用保険2事業は労働者全体の支援や雇用の活性化に対する取り組みです。労働者”個人”なのか労働者”全体”なのかと捉えると分かりやすいでしょう。


この雇用保険2事業についても、それぞれ取り組みを大きく分類することができます。




【雇用保険2事業の取り組み】

  • 雇用安定事業
  • ①事業主に対する助成金
    ②中高年齢者等再就職の緊要度が高い求職者に対する再就職支援
    ③若者や子育て女性に対する就労支援


  • 能力開発事業
  • ①在職者や離職者に対する訓練
    ②事業主が行う教育訓練への支援
    ③ジョブ・カード制度の構築


雇用安定事業、能力開発事業の各取り組みについては、失業等給付の取り組み同様に別記事でご紹介します。

この記事では概要を抑えていただければと思います。


雇用保険の目的と3つの給付・事業による取り組み(まとめ)


この記事では、雇用保険の目的と取り組みについてご紹介しました。


雇用保険は労働者の生活の安定と早期の再就職を促進するために失業等給付、雇用安定事業や能力開発事業の雇用保険2事業を行います。

それぞれの給付や事業の内容は、失業等給付が労働者個人のことを考えて行われる取り組みに対して、雇用保険2事業は労働者全体の支援や雇用の活性化に対する取り組みのイメージでしたね。



ご紹介した内容をぜひご参考いただければと思います。

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