厚生年金の保険料引き上げについて

今日は、厚生年金の保険料引き上げのニュースが入ってきたため、現状踏まえて確認していきたいと思います。

目次

厚生年金とは

会社員や公務員等、勤め人の方が加入している年金制度です。第2号被保険者というやつですね。社労士試験の勉強では、よく2階建て構造とか呼ばれているもので、国民全員が加入する国民年金(基礎年金とも言います)の上にさらに上乗せする年金というものです。

基礎年金の上に上乗せであるため、当然ながら保険料も、将来の需給金額も基礎年金だけより高くなるわけですが、特徴として、会社と個人が保険料を折半します。会社が払ってくれるということで、お得感はありますね。

そして、基礎年金の保険料が定額なのに対し、厚生年金は収入により保険料が変わってきます。標準報酬月額と呼ばれ、32の等級に分かれています。最も低い1等級は、報酬月額が93,000円未満、最高の32等級が報酬月額635,000円以上となっています。

標準報酬月額に保険料率(現在は18.3%)を掛けた金額が保険料です。これを会社と個人で折半するんですね。現在の標準報酬月額のMAXは65万円(報酬月額が635,000円以上の方が該当)です。保険料率18.3%を掛けて118,950円が毎月の保険料、これを企業と折半して、個人で払う月額は59,475円となります。

ということで、どんなに給料が高いお偉い会社員の方でも、厚生年金は毎月59,475円ということになります。

厚生年金の保険料引き上げとは

さきほどの説明であった、標準報酬月額MAXの65万円を引き上げる、ということです。上限の保険料を納めているのは厚生年金加入者の6%で264万人。保険料が上がれば、受け取れる年金額も増えることになります。ただ、中小企業団体の委員が反対されているとのことです。(引用:毎日新聞)

考察

いくら引き上げるのかわかりませんが、個人的にこれは各人の納得感を得られるかは微妙じゃないですかね~。そもそも年金制度に無理が来ていて、支給年齢が60歳から65歳に引き上げられましたし、少しづつですが支給額が減ってきています。よって、受け取れる年金が増えるといっても、その時に相対的に支給額が減っていたら、わけわかんないですよね。結局減ってるじゃん!みたいなw

そんなわけで、将来的に年金制度が破綻して全くもらえません!ということにはならないと思っていますが、年金をあてにするということが危険である、という巷でよく言われていそうなことについては、私も同感です。

なので、資産形成をしましょうねという話が、各方面から言われていますね。自分の身は自分で守る、他人(国)を信用するな!ということなんですかね~。NISAも新しくなりますし、来年からは資産運用の仕方を少し見直そうと思っています。今の私個人の運用は、信用取引が90%以上なのでw

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

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