あけましておめでとうございます。年明け早々、能登地震と羽田事故とショッキングなニュースが立て続けに入ってきてしまいましたね・・今回は羽田空港での事故について、記事にしたいと思います。
羽田空港での接触事故
2024年1月2日午後5時47分頃、海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が接触するという大変な事故が発生しました。着陸してきた日本航空機が、滑走路に出ていた海保機をぶつかり、大炎上。瞬く間に旅客機が火に包まれました。
日本航空機の乗客は全員脱出して、ケガをされた方はいるものの命はとりとめた一方、海保機に乗っていた方5名が亡くなるという痛ましい事故です。
そしてこの海保機ですが、能登地震の被災地のために救援物資を輸送するために手配されたものだったんですね・・詳しい事故調査は現在進行中ですが、まずは亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。
事故の安全対策
さて、社労士の中でも安全衛生法に則った安全衛生に関する業務はあると思います。労働災害により従業員の方がケガをされた場合、警察や労基署の調査が入る場合があります。会社側に重大な落ち度があった場合など、送検等といった重い話になってきます。会社には、安全配慮義務というものがあり、従業員がケガをしない様に安全対策を行う義務があるからですね。そうでなくても、民事で従業員から訴えれらるという可能性もあります。よって、会社としてはきちんと安全対策をしておく必要があります。
羽田事故の原因考察
今回の事故の原因はまだよくわかっていませんが、ヒューマンエラーがあった可能性があります。海保機が滑走路に入ってきたわけですが、公開された記録では、管制官との最後の通信は、海保機からの「滑走路停止位置に向かう」という返事だったとのことです。
つまり、滑走路停止位置に行くという点では認識は合っていましたが、事故が起きました。このことから推測すると、滑走路停止位置、というのが、海保機は滑走路内にある離陸前の停止位置と誤認した、またはそもそもの停止位置の場所を間違えていた可能性があると思いました。
私は製造業で働いていますが、作業現場での作業手順は、誰が見ても明確にわかる内容になっています。特に近年では外国人の労働者も増えていますから、明確にしておかないと必ず間違いがおきますし、ケガの原因にもなり、先ほど記述した安全配慮義務にも関わってきます。その観点からいうと、管制官との通信で使われている単語や停止位置等も、誰が聞いても明確になっているものなのかが気になるところです。
状況は今回の事故とは異なりますが、ヒューマンエラーが原因となった重大な航空機事故として、「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」がありますね。気になる方は調べてみてください。
まとめ
新年早々不幸な事故が起きてしまいました。事故からの安全対策の考察までを記事にしてみました。安全衛生に特化した社労士を目指すにあたり、常に社会の安全に対しても目を向けていきたいと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!